引越し・不用品回収・粗大ごみ回収の大変さ

近場の引越し・不用品回収・粗大ごみ回収のアルバイトを始めたが色々大変なことが多い。
特に単身者の荷物の詰め方は、今後自分が引っ越す事があれば詰め過ぎないようにしようと誓った。
詰められたら重くて運べないですよ…。特に単身者は荷物を詰め込み過ぎる傾向にある。 不用品回収も粗大ごみ回収もある時代だから出来るだけ軽くして引越しをしてほしい。
引越し・不用品回収・粗大ごみ回収のアルバイトはとてもいい経験になった。
ある日、単身ではなくファミリーの大がかりな引っ越しがあって、普段は3人1グループだったがその日は5人での作業だった。
そこに一人の女の子がいた。名前は、「咲」だったと思う。
正直、朝礼とかで見かけたこともあったが、まともに会話はした事がなかったから曖昧である。
たぶん、向こうは僕の事も知らないんじゃないかな。とか思ってたんだけど、
「公平くんだよね?咲です。今日はよろしくお願いします。」
挨拶された。
まさか名前まで知ってるとは思わなくて、内心喜んだけど、女の子とあまりしゃべった事がない僕は緊張してうまくしゃべれなかった。
室内担当の咲さんは、ダンボールの使い方がとても上手だった。
当日梱包の物を次々に梱包していた。室内担当って事もあってなのか、いつでも笑顔でお客さんと接していた。
無事引っ越しと不用品回収と粗大ごみ回収が終わり、事務所に帰る事になった。
いつもは車に乗れるんだけど、今回は5人いたので前3人で、残りの2人は荷台に乗って帰ることになった。
荷台に乗る二人は、僕と咲さんになった。仕事終わりなのに、咲さんは元気だった。
トラックが止まり、事務所に帰ってきたんだなーと思い、荷台からおりて本日のバイトが終了した。
駅までの帰り道、咲さんと歩いて帰った。
  「私、今日が最後のアルバイトなの。公平くんと今日一緒にできて、楽しかったです。ありがとう。もう一緒にアルバイトできないと思うけど、またどこかで会えたらいいね。」
電車がきて、咲さんと別れた。桜が舞い散る頃僕は大学に入学した。桜の下で見覚えのある姿を見かけた。今度は僕から、声をかける。